哲学を語れるってかっこいいんじゃ??と思って歩いていたら
偶然、鈴木大拙の『東洋的な見方』を図書館で発見!
”禅”って難しい…けど、語れるようになりたい 😎
鈴木大拙って??
鈴木大拙(1870-1966)は、日本を代表する仏教学者、文学博士。
1897年にアメリカに渡り、出版社で東洋学関係の書籍の出版をしつつ、
”禅”についての著作を英語で著し、日本の禅文化と仏教文化を海外に発信した。
代表作は『大乗起信論』
『東洋的な見方』
『東洋的な見方』は、鈴木大拙がなんと!90歳前後の時に記したエッセイ集 😯
西洋で生活しながらも、東洋の「よきもの」を探究した著者の人生が凝縮した作品!!
西洋は”分割”がお好き
あなたが、山に登ったとき、「〇〇山制覇!!」と行った経験はないでしょうか??
実はこの考え方って、西洋思想かも。
神は「光あれ」と言われた。すると光があった。
『創世記』第一章三節
という言葉に代表されるように、
キリスト教では、神様が混沌とした世界を光と闇に分けるところから始まります。
私とあなた、自分と世界、天と地、というように
どんどん世界を分割していくーーーー
科学も哲学も”分割”から始まっているんだそうです
分けていくと当然、
分けるもの、分けられたもの、
主客の関係性ができて、争いが起こって行きます
制するか?制せられるか?
制さなければ、制される という世界の中では
山や空や月も例外じゃない!!
征服欲なるものが働くのだそう
「富士山制覇!」って言いたくなるのは
もしかしたら、こんな考え方を無意識的にしているのかも 😉
とか思ったら、哲学が、ちょっとだけ身近なものになった気がする 😎
東洋はカオス??
東洋は「分割以前のところを見ようとする」考え方
一言で表すと「一即多」「多即一」
一つのものに多くの可能性をはらんでいるという感じ?
一つのものも有となり無となったり…
一となったり二となったり…
するものだから
切り分けて部分的に断片的に理解しようとしても無駄だ。
という考え方
矛盾してて難しい 😐 と思ったけど、
精神的なものに置き換えて考えると、わかりやすい!
昨日までパクチーが嫌いだった人が突然パクチー好きになることもあるよね
っていう感じ??
(ちょっと違うかな笑)
何はともあれ、精神的なものを重視する東洋らしい考え方だなあと思いました!!
とある梨のひとりごと
・西洋 分割→競争→征服欲
・東洋 分割前のカオス、矛盾